Takuya Kawanishi

イントロダクション

概観

  • 1 年生の微積分, 線形代数学は基本中の基本

  • 2 年生までの応用数学の内容も初歩的なもの.

  • 21 世紀の工学にはもっと高度な数学が必要.

  • より高度な数学を用いるためのイントロダクション

  • 数学が得意でなくても, 数学ツールを使えば計算ができる.

    • 適切なツールを適切に使う能力がこれから武器となる.

  • 数学ツールについては, プロセス工学演習で学ぶ

    • Python, Jupyter Notebook

    • プログラミングというよりも, 計算ツールとしての Python

  • 大量のデータを使う時代に, 線形代数は必須.

  • この講義では, 微積分と線形代数の両方を使って応用上重要な問題を解く.

講義内容

  1. 多変数関数の極大・極小問題

  • 応用上極めて重要な極値問題(極大・極小問題)

  • 微積分と線形代数の両方を使う.

  • AI なども, 基本的にはこの極値問題を解いている.

  1. 線形微分方程式系(行列の指数関数とシステムの挙動)

  • 微積分と線形代数の両方を使う.

  • 多変数の系の挙動を解析するには, 行列の指数関数が必須.

  • 線形システム(線形力学系)の挙動は基本的に行列の指数関数で表現できる.

  • 非線形システム(非線形力学系, カオスなど)の挙動解析も, 線形システムが基礎.

  • 高度な制御にも必要.

  1. 大量のデータの時代の極小値の数値的な求め方.

  • Newton 法

  • Gradient-Descent 法

スケジュール

内容

1

イントロダクション, 多変数関数の極大極小

2

多変数関数の極大極小2

3

線形微分方程式系

4

線形微分方程式系2

5

線形微分方程式系3

6

極小値の数値的な求め方

7

極小値の数値的な求め方

8

定期試験