剪断応力と運動量収支, Poisseuille 流れ

はじめに

  • 剪断応力の「向き」はややこしいが, 結論からいうと, Newton の法則として下の式 (1) を用いるのが正しい.
  • これは, 「剪断応力が運動量のフラックス」であり, 「運動量が(伝熱や拡散と同じように)大きいところから小さいところへ移動する」ことから納得できる.

準備・基礎知識

  • 粘性流では, 速い部分は遅い部分の速度をあげようとし, 遅い部分は速い部分の速度を下げようとする.

  • ある面を境に接する 2 つの流体を考えると, 速度の低い側については, 応力は速度を上げる方向に, 速